RMiC

代表挨拶

<はじめに>

再生医療は今、従来対症療法しかなかった疾患や難病に対して、根治療法を確立しようとする、パラダイムシフトの黎明期にあります。

137億年前に誕生した宇宙、46億年前に誕生した地球、20万年前に誕生したホモ・サピエンス。気が遠くなる膨大な時を経て、37兆個の細胞からなる人類の生命の設計図であるDNAの二重らせん構造が提唱されたのは1953年、ヒトゲノムの解析が終わったのは2000年、京都大学山中教授がiPS細胞の技術を開発し、『セル』に論文が取り上げられたのは2007年です。

我々が今生きているわずかこの数十年の間に、今まで人類が知り得なかった、画期的で驚くべき生命の解明が進みました。
細胞という視点から新たな治療方法の取り組みが始まり、いわゆる再生医療のアプローチが本格的に模索されだしたのは、ほんの10年前にすぎません。
ES細胞、iPS細胞、体性幹細胞の分化誘導による細胞治療の研究はもとより、これからの研究においても、今まで人類がアプローチしていなかった領域で目覚ましく進化を遂げ、今後も新たな発見が見出されるに違いありません。

<ビジョン>

時代の流れは加速度的に進みだしています。
再生医療は、あまりにも画期的な治療方法であるが故に、多くの事に対して期待が寄せられ、足元の成果に対し一喜一憂が続いているのが現状です。
我々はこの新しい分野の研究開発に際して、学際領域や産業領域を超えて横断的な取り組みをするゲートウェイを開き、早期に社会実装が出来るよう邁進したいと考えています。
その中には一見遠回りにも見え、企業としては殆ど研究費を拠出しない基礎研究の領域も含まれています。基礎研究に取り組む理由は、臨床応用を前提としたワンストップ体制の構築を図ることこそが早期実現の近道であると考えていることにあります。

<理念>

誰しもが期待を寄せる再生医療の未来は、先人が切り拓いた道ではなく、今日生きる我々がその道標を探るべく、知恵と勇気を以て切り拓いていく道であると考えています。

また、命の神秘に近い領域を前にして、医療として取り組んでいく上で、中心に据えなければならない思想は仁であると考えます。

企業理念として掲げた、智、仁、勇は、紀元前552年に生誕した孔子が提唱した三徳に由来しています。

孔子の残した言葉である

「智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れない」 を胸に、我々は真摯に取り組んで参りたいと考えています。

株式会社再生医療iPS Gateway Center

西野高秀