Regenerative Medicine 再生医療部門

再生医療とは

再生医療とは機能不全や欠損が生じた臓器・組織に対して、人工的に用意した細胞や材料を利用することで機能の再生を促す医療です。従来の治療法や体に備わった治癒能力だけでは回復が期待できない怪我・病気に対しても根本的な治療効果が期待できるため、医療分野にとどまらず、産業構造、社会構造に変化をもたらすことが期待されています。
利用される細胞としては、治療対象の臓器から採取される体細胞の他、骨髄や脂肪組織などから採取できる間葉系幹細胞、初期胚から作製されるES細胞、遺伝子導入によって作製されるiPS細胞などが挙げられます。
コストの高さや品質管理の難しさなど課題は多く残っているものの、今後10年間で5兆円規模まで急速に市場が成長すると見込まれています。

再生医療とは

次世代型遺伝子発現
ベクターの開発

最先端の治療法として注目をあびている細胞療法や遺伝子治療では、導入遺伝子の発現を制御することが必要になるケースが多くあり、遺伝子を効率よく導入し、安全に発現させるためのベクター技術開発が急務となっています。
政府の健康・医療戦略推進本部が日本医療研究開発機構(AMED)に対して配分した、2019年度第1回医療分野の研究開発関連の調整費のうち、約4割は遺伝子・細胞治療の実用化のためのベクター製造技術の開発をはじめとした研究に割り当てられており、国策としても推進されている領域です。
現在使用されているベクターには、プラスミドベクターやウイルスベクターなど、様々ありますが、いずれのベクターにも一長一短があり、細胞療法等に用いるには適切に遺伝子発現を制御する必要があります。
当社では、こうした課題に対応した「次世代型遺伝子発現ベクター」の開発を進めています。

次世代型遺伝子発現ベクターの開発

靭帯の細胞療法の開発

靭帯損傷は、スポーツ時のみならず日常生活においても男女問わず幅広い世代に生じうる障害です。一般的な怪我とは異なり膝十字靭帯などは自然治癒力が極めて小さいため、治療には外科手術と長期間にわたるリハビリが必要となり、患者様にとっては大きな負担となります。当社では靭帯損傷に対する新しい治療法の開発を目指し、慶應義塾大学医学部生理学教室・整形外科学教室と共同で研究を進めています。

共同研究
慶應義塾大学医学部 生理学教室 岡野 栄之 教授 生理学教室岡野研 詳細はこちら
慶應義塾大学医学部 整形外科学教室 中村 雅也 教授 整形外科学教室 詳細はこちら
靭帯の細胞療法の開発